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2002年08月17日

あの時摘果したリンゴが・・・ 

春摘果作業時 秋田市のA様(リンゴの樹オーナ)が訪れ摘果作業をした。あれからこんなに大きくなったと リンゴを見に来て看板を下げた。
今度来る時には、着色管理時10月上旬が良いでしょう。リンゴにシールを貼りオリジナルのリンゴが出来上がります。収穫前にもう一度ぐらいおじゃまする と約束して帰った。小学生と中学生の子どもの勉強にもなります。

投稿者 noda : 20:17 | コメント (0) | トラックバック

2002年08月07日

農業体験経験交流会

たざわこ芸術村(わらび座)におきまして
 『こども達に喜びを』 をテーマにした交流会が、
県内の農家、農業関係者、学校関係の先生が集い、開催されました。

近年、修学旅行だけでなく、自然教室、校外学習などで秋田県を訪れ、民舞体験と農家での体験交流会が増えています。

実施した学校では、子供達が感動するのは勿論、事後の学校生活での変化がうまれ、子どもから親への対話が広がり、「子どもがやさしくなった」と喜ぶ親の姿がたくさんあります。

この体験を広げようと先生方、農家が語り合う場を持つことになりました。大いに語り、感動の輪を広げる機会にしたいと考えます。

と私の所に たざわこ芸術村(わらび座)より参加の案内が届きました。

H14年8月7日。今年で第2回目の交流会です。昨年 参加したかったのですが、どうしても仕事の都合が合わなく 今回初めてで楽しく参加しました。

スケジュールとしまして
13時から開会。
仙台市立K中学校A先生の講演。仙台市立T中学校K先生の講演。S町教育委員長の講演。

16時から分散会。
① T中の取り組み
② どんな思いで受け入れているか(単なる労働だけでない)
③ 地元の子どもたちに感動を 何をどう取り組むか
④ 受け入れで学んだこと  まず自分のあしもとからー子育て

17時30分 夕食懇談会

先生の講演の中に『農家が学校訪問、そしてこども達の親が秋田に行った・・・。』というお言葉がありました。
まさしく私のことを言っていたのでした。講演が終わるなり、すぐさま先生に挨拶に行ったしだいです。


なぜ 秋田のわらび座なのか、国際交流、ホームスティといった講演も終わりその後、①から④まで分かれ分散会を行いました。


私は①の【3年に一度わらび座訪問の仙台市立T中学校の取り組み】ということで話し合いました。

学校としては、
生徒は何を農家の人から学ぶのか。農家は何を伝えたいのか。生徒は学校で出来ないことを農家でしてほしい。お互いに連携し合い、色んな人達に関わり育てていただきたい。農業は、単純の繰り返し、これを我慢できるか出来ないかの繰り返し。想像させること・・・。

【靴の脱ぎ方が悪いと怒った。仕事が不真面目で怒った。お客さんの用に接してしまった。・・・】
という 農家の方もおります。

ここに赤い大きなリンゴがここにありました。
美味しそう。食べたい。高いだろうなあ。綺麗だ。どうやって出来るだろう。    一人一人考え方感じ方違います。
生徒はそれなりに色んな感じ方をします。


朝、生徒さん方が増田町に到着し眠そうな眼をこすりながらダラダラと整列し、各農家に分かれて農業体験が始まります。
この生徒さん方をどう料理するかは、各農家によっていろんな考え方があります。

夜、仕事を終え、食事も終わって又集合場所に戻ってきた時の一人一人の 顔、眼がとても生き生きしており朝とは、全然違います。
友達とすぐに情報交換し、自分の体験してきたことをお互いに自慢げに話し、自分の方が一番良かったと得意になっている姿。私はこの瞬間がとても好きで、今ではもう病み付きになってしまいました。
そして寂しそうに、帰ります。見えなくなるまでバスの中から手を振り続けて行くのです。

関東方面からの修学旅行も受け入れを行っておりますが、内容的には、同じです。朝眠そうで、いかにも前夜、遅くまで起きていて、元気ないのが 帰りには別人のように変身し帰っていきます。
仙台市の中学2年生は、3年生になるとこれとは別に 修学旅行があるわけです。御礼のお便りに、『総合体育大会も終わり修学旅行よりも あの時の方がは楽しかった・・。』という言葉は嬉しく思いました。

大切なことは、問題意識を持って、農業体験に望むこと。そして、農家は、労働、作業体験だけでなく心のふれあいを大切にしたいものです。

今回この経験交流会に参加するにあたり講演、分科会もそうですが 農家同士の交流も楽しみのひとつでした。
夕食懇談会では ④の分科会 (受け入れて学んだこと まず自分の足元からー子育て)に出た、地元田沢湖町のSさんと知り合いお話を聞くことが出来ました。

これが私にとって大きな収穫でした。
Sさんは農家受け入れ20年のベテランで色々な体験、感動をしており都市と農村を結ぶと言われていることはもうすでにクリアーしておりました。

自分の子どもが小学校の時から学生の受け入れを始めそんな家庭環境に育った子どもは、親の姿、仕事、を見て農業高校に入学し今は農業後継者として両親と共に農作業頑張っております。と言うお話しでした。
また、
自分の仕事農業を子どもの前で口説くこと無く、農業体験しに来た人方と一緒に体験して喜びを与えて、子どもも育ててもらったと言うお話しを聞くことが出来ました。

そのような環境で育った子どもですから、『とても素直で人前に出しても全然恥ずかしくない・・』と 自分で言うのもおかしいですが・・・。と  これもこの農業体験受け入れのおかげ とSさんは、語ってくれました。


限られた時間内の講演から懇談会でした。
又来年もあることですので 又必ず参加し貴重な体験、お話しを聞きたく又、お互いに語り合い 伝えていきたいものです。
グリンツーリズムの奥の深さを感じました。

投稿者 noda : 10:44 | コメント (0) | トラックバック